Nov 23, 2007

玄品ふぐ 三軒茶屋の関

玄品ふぐはとらふぐ料理のチェーン店。私の棲む三軒茶屋にも昨年一月に出店しており、気がつくと都内には44店舗もある。他にも同じようなチェーンとしてとらふぐ亭というのもあるらしい。

玄品ふぐやとらふぐ亭は、ふぐ料理店としては格安ではあるものの、飲食店チェーンとしては異例と言ってよいほど客単価が高い。ふぐという食材の仕入れ値が高いことはさておき(養殖・低温保存技術の開発によって克服できたからこそチェーン展開が可能だったわけで、すでに解決済みの課題なのだろう)、上海蟹などと同様「フラグ立て」型の商材であり、かつ高タンパク・低脂肪な料理であるために「リピートしない」ことがそもそもの問題だ。好きな人でも月に一回行くかどうかくらいで、夏はその存在すら意識しない。普通の人は一冬に一回も口にすれば十分だ(その貴重な「一回」も忘年会などで無自覚に消費されてしまいがち)。したがって、焼肉や回転寿司のように郊外に出店するのではなく人口密集地に出店する必要があり、そのために地代も高い。そのような立地で少しでも地代を抑えようとすれば路地裏などの微妙ロケーションは避けられない。言うまでもなく夏場は需要が低迷する。酷暑であればあるほど。

…あらゆる条件が苦戦を予想させるのだが、店舗の回転の早い三軒茶屋(ジンギスカンはホルモンに、中華粥はサムギョプサルにと時流に従うだけの飲食店の多い街)でも何とかひと夏やり過ごしたわけだから応援したくなった。ほんの少しだけ、だけど。

幸い(?)よく冷え込んできたこともあって、昨日三軒茶屋店(場所的には駅近なのだが路地裏の地下にあり、厨房を含めてそんなに広くない、スナックのような物件)で一番安い匠味コースを食べに行ってきた。


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これはいいね。大枚はたいて食べるのとそれほど遜色ない。てっさもてっちりも雑炊もおいしかったし、店員の仕事も悪くない。「今年の冬もフラグ立てたぜー」という満足感もある。また来ようとも思った。

…ただね。ふぐ料理というのは思ったよりメニュー構成が単純なものなんだね。コース以外のメニューがほとんどない。次回同じコースを注文してもまったく同じものがまったく同じ手順で出てくるだろう。それが美点ではあるが、「遊び」がない。一皿単位でカスタマイズ可能な焼肉などの対極にあって、どちらかと言えばラーメン屋に近い。かたや「次は白子を食べられるといいな」程度のバリエーション、かたや「次はつけ麺を注文しようかな」程度のバリエーション。

ちなみに玄品ふぐ 三軒茶屋で検索しても今現在約944件しかヒットしない。しかもほとんどがポータルサイトとアルバイト募集ページ。…ああー!ここって関門海(Yahoo!ファイナンス - 3372.t)なのか。厄介な…。

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