Jun 4, 2007

Yahoo! の無線LANスポット

Yahoo! 無線LANスポット、看板にいつわりあり?? - OhmyNews:オーマイニュース "市民みんなが記者だ"

条件付きだがこの人の主張はそんなに間違っていないと思った。別にロハで使わせろと言っているわけではない。ホテルのアクセスポイントは宿泊しなくても使えるし、空港のアクセスポイントは航空券がなくても使えるのに、マクドナルドは商品を購入しなければ使えない、というのは全ユーザに共有されている事実には思えない。

Wayportなどのサービスだとアクセスポイントに接続した後、ブラウザでユーザ認証させるのだけど、そのときに使用許諾を読まされたような気がする。また、WayportのFAQには

Q. If I purchase a connection, can I use it anywhere on the property?

A. If you purchase a connection at a Wayport location, this does not necessarily mean that you will have access anywhere on the property. Each location has a specific configuration, defined by the hotel property, therefore it is important that you thoroughly read through the Wayport Welcome Page before purchasing a connection.

とか書いてある。

Yahoo!のサービスのサブスクリプションページでこの手の説明がなされていないとしたら(少なくともYahoo! 無線LANスポット ヘルプには説明されていない)、それは不明確だから説明すべきだろう。一般に本来利用できるはずの場所あっても利用できないという場合は当然ある。完全なサービスや製品というものは予め存在しないのだから。だったらその条件と責任の所在を明確にするということは、どんなサービス・製品であっても必要ではないか。

実際的にはもう少し包括的に、サービス範囲内であっても「アクセスポイントごとに定められた使用許諾に従わない場合、物理的・ソフトウェア的な障害が発生した場合、または社会的情勢に照らして使用が許可できない場合」にはサービスが正しく使えないことを説明した上で、マクドナルドのアクセスポイントでのユーザ認証時に「マクドナルドの商品を○○円以上購入すること、従わない場合退店を命じることができること」を条件付けた使用許諾を受け入れさせるようにすればよい。マクドナルドの店員に「お客様、ご注文をお伺いします」などと言わせるなんてまったくコストの無駄(マクド難民への対処も実は難民用にカウンター席数席しか使わせないように制限し、eat-inの客はその制限に合意したものとみなすだけで済む)。

こんなのは技術でも何でもないわけで、とっととやるべき。責任の所在を不明確にするのは日本の良くない商慣習だし、常識を盾にする大企業に優しくするのは消費者として賢明な行動とは限らない。

冒頭で「条件付き」だと書いたのは、「詐欺まがいの不当表示」「こうるさいクレーマーにこれ以上、突っ込みを入れさせないように適度にあしらっておく、という担当者の姿勢だけがよくわかる」みたいな個人的な感想と、事実や企業への真っ当な要求事項とを区別して述べられていないからである。「不利益を被ったと私は感じた→解約した(事実)」とか「不利益を被ったと感じた→クレームした・対応はこうである(事実)」とか書いてあれば無駄に人々の劣情を喚起せずに済むし、「不利益」の内容に関心も示すだろう。まあ率直に言ってしまえば、自分の設定した「仮定」を感情も露に否定する文章って新聞の投書欄などでよく見かけるわけだけど噴飯ものだね、ってだけなんだけど。

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