小粋空間: Movable Type が WordPress に負けた本当の理由
danメソッドに従って書くと。重要なのはこのゲームがWinner takes allタイプのゲームではないということである。
「MySQLはPostgresに比べてインストールベースが圧倒的に多いという意味で勝っているが、そのこと自体がPostgresを使い続けることの妨げとなり得るか?」
あるいは
「LinuxはFreeBSDに比べてインストールベースが圧倒的に多いという意味で勝っているが、そのこと自体がFreeBSDを使い続けることの妨げとなり得るか?」
どちらも答えはNoである。現状PostgresやFreeBSDでしかできない(あるいはずっと楽にできる)業務があるのだから。
同様にMovable Typeにしかできないことがあり続け、あるいはWordPressがユーザベースの巨大さに胡坐をかいて現状の洗練を欠いたソフトウェアのままであり続けるのならば、ユーザベースの大小に関わらずMovable Typeの意義は失われないだろう。
Six Apartに戦略の乱れがあったことは事実だが、そんなことはMovable TypeがGPL化されることによって両ソフトウェアが同じ土俵に上がるという事実に比べれば卑小な事柄に過ぎない。
WordPressにとっての勝利もMovable Typeにとっての勝利も、ユーザベースが存在し、開発が継続されることである。また、Movable Typeを使う使わないに関わらず、人類の共有財産にひとつのソフトウェアが追加されることの意義を過小評価してはならない。あなたの生活を便利にしてくれる計算機環境(の少なくとも一部)はひとつひとつそうやって追加された共有財産によって構成されているのだから。
というわけでdanメソッド終了。danメソッド便利。対象をアサッテな方向から論評できるもん。
