Jun 24, 2006

VPSLink

また性懲りもなく(Ogawa::Buzz: VPS7難民)、VPS (Virtual Private Server)を借りてみたYO。

VPSLink

今はさくらの専用サーバを借りてFreeBSDで使っているのだけれど、月額料金がお小遣い程度とは言いがたい状況だった。それだけの価値があるのは確かだけれども、sustainable blogは、広告料と釣り合う程度のコストを支払いつつ、知的好奇心を多少なりとも満たせるホスティングサービス上で運営したいものだ(AdSense狩りがかえすがえす口惜しいわけだが…)。

で、VPSLink。ありし日のVPS7並(それ以下?)の料金で利用できるOpenVZ(OS上のVirtualization)サービス。ここが面白いのは、安いことだけではなくて複数のLinux distroから選択してデプロイできるということ。コントロールパネルから今までのはなかったことにして他のdistroをデプロイし直すなんてことができる。しかもほとんど時間もかからない。リブートの方が時間がかかるくらいだ。

ひとまず、VPSLink 3を借りてUbuntu 6.06をデプロイしてみた。nslookupとかfileとか基本的なコマンドが入っていなかったりtimezoneがUTCだったりしたのはご愛嬌。Webminとか変な管理ツールが入っていない素っ気なさにも愛を感じる。少し手を動かして、公開しているsvn repositoryを移行してみたところだ。

そうそう。OpenVZのGuaranteed RAMというのは結構曲者っぽい。普通メモリ256MBのマシンなら256MB+swap分の(optimisticなallocatorならそれ以上の)メモリをアロケートできてしかるべきだが、Guaranteed RAMというのは仮想的なメモリに対する制限らしい。例えば、MySQLでQuery Cacheを16MBほど採る設定にしてあると、(まだそのページに触ってもおらず)実際には実メモリが未アロケートな状態でも16MB分のVirtual Memoryがメモリ使用量に加算されるだろう。だから、パラメータの設定には慎重になる必要があるし、そういうことに対する負担を軽減したければVPSLinkで契約するときになるべく上位のプランを利用すべきだということになる。

本当のところを言うと、Para-virtualizationやVirtual Machine技術を使ったサービスが望ましい(そうすればOpenVZのメモリシステムに煩わされることもない)のだが、まだ安定性や料金の点で厳しい。Xenを仕事で使っていると分かるのだが、たとえシングルCPUノードに2GBメモリが積まれていたとしても、256MBのKernel-XenUを数台動かすというのはあまり現実的でない。満足いく性能を達成するにはVM数を物理CPU数+αかせいぜい定数倍まで減らす必要がある。つまりはプロビジョニングの手段としては相当に有効でもパーティショニングの手段としては疑問符を付けざるを得ない。一方でコストを低廉化するのはパーティションの個数だ。結局のところ、1ノードまるごと借りるよりコストを数分の一にできるかもしれないが、十~数十分の一にするのは無理であるか性能・安定性を犠牲にするということだ。Virtual Machineならば状況はなお厳しいってこったね。

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