Jun 30, 2006

Movable Type 3.3リリース

既報ですが、Movable Type 3.3がリリースされました。まずはおめでとうございます。

Six Apart - Movable Type News: Movable Type 3.3 正式リリース

私もベータテスト当初は、MT_3_2_ja2_UO_Patch - ogawa - Google Codeのうち、ベータ版で漏れていた分を中心にバグレポートを上げたり、そのほかの点についても指摘したりしました。正式版はまだ目にしていませんが、svn logを見ている限り、指摘した事項のうち、ちゃんと対処されたものもあり対処されているけど不十分なものもありスルーされたものもありという感じです。正式版で不具合が見つかれば、その点に関してはまたWikiにでもまとめていくつもりです。というか、SixApartでWikiを立ち上げたらよいのに…。

さてベータテストなのですが、私の偽らざる印象を述べれば、まったく「ブラインドテスト」のようでした。目隠ししてBeta 2とBeta 3のどっちの「味」がいいですかと言われたようなもの。

テスターにはコメント投稿インタフェースだけが提供されていて、具体的にどういうバグが問題になっているのかまったく見えませんでした。リリースノートには修正されたバグについて掲示されていましたが、それが具体的にどう達成されたのかについては、svn logを慎重に読んでいる人にしか分からず、そこに挙げられている問題が全部なのか一部なのかについては把握しようがないという状況でした。それらの事柄に関してはSAだけが支配的に知っていればよく、結果として(開発者にとってはS/N比が改善して?)以前のベータテストより短いテスト期間にも関わらずより多くのバグ修正ができたのは確かだろうと思います。しかしながら、上で述べたような情報の非対称性に加えて、テスト期間が短くかつ早いサイクルで次のベータ版がリリースされたことは、テスターにとってはなお望ましからざる状況を生み出しました。例えば、自分が発見・報告したバグらしき現象が「正しく」認識され、BTSにファイルされたことが(ACKメールを受け取ったにせよ)確認できなかったことは、テスターの動機付けをより弱いものにしたでしょう。また、デフォルトテンプレートが更新されることは、テンプレートにある組み合わせ以外でMTタグを使ったときに生じるであろう問題の追究を、テスターに躊躇わせるのに十分だったでしょう。そうしたことが潜在的なバグの発見を遅らせしめた(あるいは困難ならしめた)可能性についてひとまず指摘(憶測)しておきます。

また、バグレポートとしては上げませんでしたが、正直なところブートストラップとDB周りを何とかして欲しかったです。例えば、MySQL 4.1以降の対応部分ではshow variablesまでしてcharacter-setを確認しているのだから、バージョンチェックして4.1以降だったらTemporary tableを使わずにサブクエリーを使うようにチューニングできたはずです。Postgres/SQLite対応の改善も積み残しです。また、設定ファイルが分かりにくいのは、多数の項目をフラットな名前空間に押し込んでいるせいです。設定ファイルの下位互換性の問題はありますが、YAMLあたりを採用して階層化する方法もあり得ました(そうすれば機能モジュール間で独立でない変数があることも容易に発見でき、改善に役立てることが可能だったでしょう)。

くどくどしいことを書きましたが、正式版がリリースされ、副産物としてユーザやサードパーティ開発者との間にsvnという新しい「絆」ができました。このまま放置せず、メンテナンスリリースなどに活用されることを期待するとともに、御社のますますのご発展を祈っております。

P.S. Six Apart - Movable Type プラグインには、recently-ping-onプラグインが掲載されたようです。SAから委託を受けた業者から掲載許可を求めるメールが来ましたが、返答するまでもなく掲載されています。(物事の順序について苦言を呈したいところですが)断る理由もないのでこのまま放置しておきます(OKということです)。あと日米で2回ポストしなくてはならないのだとすると面倒で仕方がないです(これは仕方がないことでしょうかね…)。


ところで私はまだ移行していないのです。移行の前にApache httpdを1.3.xから2.2.2に、MySQLを4.1から5.0にバージョンアップしようと思っているので。httpdは上げたのですが、Aliasの振る舞いが変わっていて久々に嵌りました。php5をモジュール版からFastCGI版にしてみたり。

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