Jun 18, 2006

Gmail for your domainを試験利用中

だいぶ前にGmail for your domainに申し込んでいたのだが(Ogawa::Buzz: Gmail for your domain)、二週間くらい前にめでたくbeta testerに割り当てられた。

Googleに申し込んだドメインのMXを、Googleに指定されたホスト名に、DNSで設定すればよいだけ。なのだが、これを設定してしまうと、当然そのドメイン宛ての(SMTP)メールによるinbound messagingをトリガーとして利用するサービスを、自分のサーバで提供することができなくなってしまう。端的な例を挙げれば、自サーバでメーリングリストサービスやmoblogサービスをホスティングできなくなる。したがって、そういうサービスを作り込んでしまっている場合には軽々に移行できなくて嬉しさ半減なわけだ。

そんな重要なことに今更気が付いても遅いのだが(というかもちろん承知の上で私は申し込んでいるのだが)、Gmail for your domainに申し込むときは、自分の持っているドメインのサブドメインを登録した方がよい。あるいは逆転の発想で、申し込んでしまったものはしょうがないので、自分のドメインのMXはGmailにホスティングしてもらい、そのサブドメインのMXを自分のサーバに向け、moblogなどのホスティングはサブドメインで運用するという方法を採ることもできる。

で、結局私はどう考えているのかというと、自前で動かすMTAなんてスパムやDoSアタックの源になるだけで、意味がないというのは言い過ぎにしても、間違いなくMTAの保有コストは年々上昇している。だから保有コストを実質ゼロにしてくれるGmail for your domainを使わない手はない。Inbound messagingに関しても、SMTPのようないにしえの道具で実現するよりはHTTPだけで実現するという割り切りも必要だろう、なぜなら資源は限られているのだから。

そういうわけで、私は素直にMXをGoogle MXに設定した。またその上で、postfixのmain.cfで以下のように設定して、localhostからのメッセージ(sendmailコマンド経由、port 25経由)だけは処理するようにしてみた。/etc/mail/aliasesでは必要最小限のローカルなmailbox名を外部の(Gmailの)メールアドレスにマップしておけばいい。

myhostname = www.example.com
myorigin = $myhostname
relayhost = example.com
inet_interfaces = localhost
alias_maps = hash:/etc/mail/aliases
alias_database = hash:/etc/mail/aliases

とりあえず、長大なmaillogを見ずに済むようになっただけでも快適である。


「Gmail for your domain」の自然な拡張を考えると、Googleの他のサービスを独自ドメインで提供することができるのではないか。例えば、Google Bloggerでは現状、(1)blogspot.comドメインを使用するか、(2)自サーバ上にFTPサーバを用意してアップロードしてもらうことで独自ドメインを使用するか、を選べる。しかし、MXと同様、Googleの用意したリダイレクトサービスを指すように独自ドメインのCNAMEを設定しておけば、(3)ブログ自体はGoogleにホストさせた独自ドメインのブログサービス、を簡単に実現できるだろう。

もちろんこれは、はてなダイアリーや他のブログサービスでもできるはず。なんでやらないんだろうね。

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