Apr 12, 2006

Re: Let Readers decide How RSS gets sent

404 Blog Not Found:Let Readers decide How RSS gets sent

別にORの論理に囚われてはいないだろう、と思った。

選択肢を読者の側にもたせることは当然のことである。読者が全文だけではなく要約を、日本語だけではなく英語を望むのならそれを実現したらいい。

ではしかし、極端な話をすると、視覚に障碍を持つ読者に対して、音声データに変換したcontentを持つFeedを配信するだろうか?

…しないだろう。…いやもちろんしてもいいよ、でも手元にしかるべきリーダーがあり、それを用いて音声データに変換した方が認識率の点でもスピードの点でも優れた結果が得られるし、点字ディスプレイもある。また、言語間翻訳についても同様のことが言えそうな気がする。generalなスキーマを用いた機械翻訳の結果をFeedとしてサービスされるよりは、書き手と読み手が共通に持っていると期待されるスキーマを機械翻訳に役立てた方がより良い意思疎通が可能だろうから。

もっとつまんない話をしてみようか。「本文の先頭200文字を切り出したものが『要約』」とする書き手と、「そんなものを『要約』だなんて笑止」という読み手は永遠に折り合えない、と。あるいは、読み手がひらがなのみのFeedやルビ付きのFeed、仮名と常用漢字のみを使ったFeedを求めたら、と。

つまり何が言いたいかと言えば、選択肢を読者の側にもたせることが重要なのは事実だが、それをすべて単体サーバ上で実現あるいは提供でき、かつそれが最良だと信じることには、少なくとも現時点では懐疑的にならざるを得ない、ということだ。もっと悲観的な書き方をすると、実のところ書き手は読者のことをよく理解してはいないし、機械はもっと理解していない(だから集合知なんてものに大それた期待をもってしまう、と蛇足)。

であるならば、次善の策は最もgenericな情報を、as isで、メタ情報として与えることだ。

全文を提供されていれば、その要約を生成することはそう難しくない一方、いい加減な要約から意味のある要約を生成することは困難を極める。原文(日本語文)で提供されていれば、その他言語訳を生成するのは外部サービスやFeed Reader上で既にできるかいずれはできるという期待が持てる一方、低品質な(機械翻訳された)英文訳から高品質な他言語訳を生成することは至難だ。半構造が与えられていれば、音声リーダは効率良く読み上げることができる一方、構造を除去した文章の塊を読み上げるのは甚だ効率が悪い上、あらかじめ失われた構造を再現することもまた困難だ。

だからすべての可能性を否定しないために全文を提供すると言っているのであり、これが現時点での「究極のAND解(つまりはas isで何もしない)」なのだ。残念ながら。


それとは別の話をすると、「選択論理的な何か」がしばしば作用するのは主にFeed Readerソフトウェア/サービスの問題だ。本質的には「URL」がuniqueなのであって、それに対応付けられるFeedがuniqueである必要はない。しかし、多くのソフトウェア/サービスは「FeedのURL」を登録し、その内容を閲覧するようになっている。したがって読者は「FeedのURL」のuniquenessを意識せざるを得ず、それゆえ、「どちらのFeedを読ませるか」「どちらのFeedを読むか」ということがしばしば議論の俎上に上がるのだし、Feed提供者はFeedのURLを軽々に変更することを許されないのだ。

これは明らかにおかしい、登録するのはURLにすべきだ、登録されたURLに対して複数のFeedを読者のpreferenceに従って、「取得して」もしくは「生成して」、表示すべきだというのがひとつの素朴な意見である。「取得する」部分の実装に難しい点は何もない(弾さんが指摘している通り)。

複数のFeedをremixしたFeedを配布する場合のように、remixed FeedのURL自体がそのコンテンツセットの意味を規定していると考えるのが自然なこともある。だから、Feed URLを登録するのが統一的で自然なやり方なのだという意見もあるかもしれない。しかし、そうしたmachine-generatedなFeedは、そのURL自体に関連付けられたFeedだと考えればよいのであって、本質的にFeed URLの所在を意識することを読者に強いることは一切なくなるべきだろう。

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