Oct 26, 2004

すぐに納得してしまう名古屋人

19年間岐阜県(の愛知県との県境地域)に生まれ育った私はもちろん中日ドラゴンズファンである。

また日本一を逃したわけだが、そんな私の口から出たのは「やっぱりねー。」という言葉でしかない。なぜだか悔しいとは思わない。74年、82年、88年、99年に優勝した後日本一を逃した時も、オリンピックをソウルにかっさらわれたときも、「やっぱりねー。」とちょっと残念がった後、「しゃーないがねー。まぁえーがねー。」とすぐに納得してしまうのが名古屋人なのである。名古屋商法を挙げるまでもなく、名古屋の人はおまけのないものには興味がない。「○○になれなかった」ことで逃した利益に拘るよりは次の獲物(例えば、開店するレストランの景品や生花)を狙うというまことに前向きかつ賢明な人々なのである。

そもそも名古屋の人は、プロ野球は6チームでやるのだから6年に一度優勝すれば十分と考えている。今回の優勝(30年で5回優勝ということは平均を達成しとるってことだがねー。横浜をみてみー。)だけで十分満足、満腹なのである。選手の名前だってそれほど熱心に覚えるわけではないし(ゲーリー・レーシッチがゲーリーの本名であることをわざわざ覚えている人の方が稀、その代わりに藤王康晴やら高橋尚子やらと同じ高校を卒業した従兄弟がいるなどという益体もないことは案外話したがる)、5点差がつけばそれが3回裏であってもそれ以上野球中継を見ることもない。日本シリーズ第2戦の逆転勝利を見逃した人も当然、非常に多い。事実、私自身見逃した。

しかも今回はこの名古屋人気質を補強する強い要因もある。それは「たとえ日本一になったとしても新潟中越地震による自粛で優勝セールがない、あったとしても著しく規模が縮小するだろう」ということ。日本一になっても「しゃーないがねー」ということなのである。バリバリ負け惜しみのような気もするが、これが名古屋近辺の正しい「負け惜しみ方」なのである。

そんな私は、今回は新潟中越地震に(名古屋人の嫌いな)寄付をしようと思う。

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