Mar 17, 2001

Boys Don't Cry

Title:Boys Don't Cry
Director:Kimberly Peirce
Year:1999
Place:レンタルDVD
Eval:★☆

TG(性同一性障害)実話もののHate Crime Film。保守的なテキサスの田舎町にあって、男たちの淫らな好奇の目に常に晒され、隙を見せれば暴力的に性を搾取されることに怯え続け、それでいながら日々に堪らなく退屈する女たち。そんな監獄めいた日常に、突然現れたTGの「男性」ティナは、他の男たちにはない優しさと彼の知っている外界への好奇心とから、ほどなく彼女らの憧れの存在になる。が、とある事件からティナが法律上は女性であることが露見し、その弱点に浅ましくも付け込まずにはいられない男たちによってレイプされた上、惨殺されてしまう。こうしたHate Crimeへの、一面的でかつあからさまな嫌悪・憎悪は、アメリカ女性監督らしい過剰で感情的なリベラリズムの発露に思えて、男性である私には非常に面白い。しかしながら、これも女性監督であるためであろうが、女性たちの心理の変化が(これこそこの映画の肝だと思われるのに)観客の感情に依存し過ぎて描写不足で分かりにくくなっているし、事件の顛末を語った後に建設的な見解もなんら示されない。それゆえ、面白い反面、不快でもある。まあ、この作品がオスカーが取れたのは、アカデミー賞がアメリカの映画賞だからなんだろうね。

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