Aug 30, 2000

世紀を超えて: Half-Toroidal Traction Drive CVT

「世紀を超えて」の日産(日本精工)のHalf-Toroidal Traction Drive CVTの巻を見た。例によって、素人にも分かりやすい「ハッタリ」技術話。いつものことだが、この番組は説明不足が多いためにその技術が当該法人の独占技術(発明)であるかのように聞こえてしまう効果があってよろしくない。発進クラッチに単にトルコンを使う日産のやつより、遊星歯車機構を使った発進機構(マツダによれば、Geared Neutral方式)と組み合わせたマツダトロイダルCVTの方が個人的には面白い。商品化を興味深く待ちたい。

追記:
トロイダルCVTの発明は一世紀以上前、研究ベースの強度解析や油脂類の構造解析ですら何十年も前からやられてることである。確かに一般的な事実ではないかもしれないが。日産(日本精工、出光興産、山陽特殊製鋼)の技術者の業績は「ハーフトロイダル式CVTを『実用車』に搭載することに成功したこと」。私はこの業績を過小評価するつもりはまったくない。

そうではなくて、この業績を効果的に強調したければ、何よりもまず過去あるいは他社の試みとの技術的な差異を十分述べるべきなんじゃないかということだ。そんな効果なんて考えずに単にこの番組のスタイルとしていつもながらの技術者苦労話やってるだけなんじゃないか、というのが私の視聴後の印象。

この手の苦労話は単純に「苦労した」という事実だけが伝えられるために一般の誤解(「そんなに苦労したってことはきっとすごい発明に違いない」的な短絡)を招きがちなのではなかろうか。ホンダCVCCのドキュメンタリーでは、「技術者の世代交代」がメインテーマで、カリスマ対技術者というシンプルな構図を提示したのは面白いと思ったけれどね。あ、これはプロジェクトXの方か。

ちなみに私にしては画期的なことに受信料を支払うことにしました。一年払いの自動引き落とし。単に無駄な書状は一切受け取りたくないからです。ともあれ、かの放送局の番組について大っぴらに発言する機会を手に入れたわけです。

About Me

My Photo

つくばで働く研究者

Total Pageviews

Amazon

Copyright 2012 Ogawa::Buzz | Powered by Blogger
Design by Web2feel | Blogger Template by NewBloggerThemes.com