Jan 7, 1999

森村。

シンディ・シャーマンの模倣が女性が女性のステロタイプを演じることでそういうステロタイプを好んで消費する男性社会を批判するものであった(過去形)らしいのに対し、森村は女性を装う男であって、性的抑圧下にある者が女性のステロタイプと同一化したいとか破壊したいとかいう願望をしばしば持ち、かつそれを達成するように、それをその通りに実現するだけである。ひょっとしたらそういうもの、宮崎勤のコレクションに類する露悪的な商品、に価値があるかもしれないという憶測に基づいた空虚な価値しかない。彼の商品は、普遍的な、あるいは時には彼なりの(といっても十分普遍的な)、欲望の直截的すぎる表象であるため、消費者たる男性の欲望を満たしはしない。シャーマン作品自身が近年はステロタイプとして男性に消費されているようには消費されない。

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