Aug 1, 1998

HPDC '98

1998-07-27

Chicagoに行くのである。Parisのときと同じく箱崎からバスに乗ることにした。UAはチェックインが箱崎で済ませられる航空会社の一つなので朝結構のんびりしていられる。が、この日は半蔵門線がメタメタでずいぶん到着が遅れて多少焦った。UAのカウンタでエコノミーがいっぱいだという理由でビジネスにアップグレードしてもらえた。中にはエコノミーからファーストにアップグレードされた人もいるようだ、恐るべし。ところでやはりエコノミーは差別されていたらしく、サービスが何もかも違っていた。ここでそれを論ってはまるで貧乏人のようなのでしない。しかしショックだ。

行きの映画はMr.Magooとかいうコテコテのコメディ、大いなる遺産、あとは何とかの3本。帰りはBlues Brothers 2000がやるらしい。まともに見たのは大いなる遺産だけ。なかなかナイス。イーサンホークの間抜け面やグィネス・パルトロウの老け面も気にならない。前半のフロリダサイドの音楽がサイケでまとめてあり、映像も美しい。音楽はgrateful deadのイントロだけが使ってあったり、iggy popの曲が使ってあったりで非常に楽しめる。iggyの方はひょっとするとニューヨークサイドだったかな。トレインスポッティングに使われてリバイバルしたLust for Lifeは結構テレビの音効で使われている。後半のニューヨークサイドはかなり息切れ気味、主人公の創作シーンは結構楽しめるが。音楽はパンク系に傾く。ところで主人公の描く絵は非常に魅力的。わざわざ買い占めなくても売れるんじゃないの? 私なら欲しいね。

そうこうするうちにChicago O'hare空港に着き、タクシーでDrake Hotelまで行く。かなり立派なホテルでロビーやエレベータは映画に出てきそうな雰囲気。松岡・合田組はGrid Meetingに参加するとのこと。残りの小川・中田・高木・竹房はとりあえず市街をぶらつくことに。ところでChicagoの摩天楼を中心とした建築はやはりすごい。いろいろ見て回りたかったが、そこは団体行動の悲しさ、自分のペースで歩き立ち止まることは難しいのであった。結局この日はSears Towerに上って下界を見回した他は、時差ぼけでげろげろな状態のままフライドチキンや中華を食べた以外は碌なことをしていない。

1998-07-28

2日目。朝ホテル前のカフェでベーグルの朝食を取った後、デモのセットアップを始める。午前中いっぱいその仕事をし、午後は合田さんを含めてPizzeria DueというDeep Dish Pizzaのお店に行き、チーズで気分を悪くした。このお店で特筆すべきは、我々の前に14人連れのプエルトリカンの団体がいたことと、Blues Brothersの写真などが張ってあったこと(縁でもあるのだろう)くらい。その後、シカゴ美術館に行った。西洋絵画は印象派以降しかないという割り切った構成の美術館で、非常に好感が持てる。Picassoを始めとする現代美術の収集はなかなかのもの。もう少し印象派を少なめにすべきだろう。とは言え、後期印象派に関してはオルセーより充実した収集がある画家「も」いるというあたり、典型的なアメリカの大美術館。

夜はReceptionがあったのだが、とっても寒いReceptionで、最初から飲み物くらいしかサーブされず、人も来ないので閑散としていたのであった。その後、ホテルの近くのイタリア料理屋に行き、普通にAntipastoとPastaを一品ずつ注文した。みんなお酒を飲まないので私だけグラスワインを頼むことになり、Amarone, Senti (1993)を飲んだが、非常に満足。このお店は非常によい。料理はリーズナブルな価格でおいしく、4ページに渡るワインリスト、そのうち半分くらいがイタリアワイン、が楽しめる。後で名前を調べておくこととしよう。

1998-07-29

3日目。デモ会場で適当に朝食を取り、基調講演を途中まで聞いたが割にどうでもよかったので途中で切り上げ、デモの準備を急ぐ。そうこうするうちに昼になったので、会場のDrake HotelでDennis Gannonのおじさんとランチを取る。

午後はいくつかのセッションを聞いたがいずれもぱっとせず。4時半からデモ+ポスター+レセプションの時間になったのでデモ場所に張りつく。中田さんの努力でちゃんとものが動いていたので、割に説明は楽であった。たまに合田さんがいたポスター会場の方に顔を出したが、本当に閑散としていた。一応、ポスターの人たちの話は聞いて回ったが、センスないのやら間違っているのやら。

8時過ぎまでこのデモ時間が続いた。Kesselmanが一緒に食事に行こうと言い出した。が、なぜか彼らがスシに固執し続け、また別の用事ができたとかで結局我々だけで食事に行くことに。私の比較的強い要望が通り、夕食は焼肉屋Lawry's The Prime Ribに出かけることにした。私は10ozくらいのスペアリブを食べたのだが(というより、スペアリブしかない、焼き具合を言うと焼き具合に対応した部位を切り出してくれるという合理性!)、厳しい。レセプションの間に軽く食事をとっていたので余裕がなかったのだが、付け合せのマッシュドポテトが破壊的に多い。が、まあ最終的には「中田さん的」勝利を収めた。

1998-07-30

4日目。朝の基調講演はMicrosoft ResearchのXXXだった。MSRでやっている色々な研究の概要を話してくれた。Speech SDKとTerraServerの話が印象的だったが、Speech SDKって昔AppleがMacintoshでやっていたアレ(名前が思い出せない)とどう違うのかよく分からず、Macな人には不評であったようだ。後者はTera bytesオーダーのデータベースを実際にMicrosoftのDBMSを使ってWWWで提供するというもの。今のところ衛星写真を提供していて結構面白い。

この日はひたすらちゃんとセッションに出た。結構しょうもない。この会議に参加した理由がだんだん薄れて行く気がする。夜、ディナークルーズに行く前に松岡さんとコンピュータ屋に行って、いろいろ買う。高木さんが買ったキー入力機能付レーザーポインタが結構よさげ。

ディナークルーズに行くバスに乗るべくホテルに戻るととっくに出発しているらしい。しかも、どの波止場か聞かされていない。がーん。慌ててタクシーに乗ってコンシェルジュに聞いた一番それらしい波止場に向かう。余裕でセーフ。まだ乗船が開始されてもいなかった。

ディナークルーズは竹房さんの調子が悪かったが、大変すばらしかった。多分私が今まで見た中では一番美しい夜景ではなかろうか。運河から一旦湖に出、ぐるりと一周して、そこからシカゴの遠景が楽しめる。湖から運河に戻る際、ロックリッジ式の水門があって、水位を順番に下げていく。運河からは近景のビル群を見られる。橋下駄が結構低いので、通過するときは気を付ける必要がある。橋下駄の下の部分にHip Pop系の落書きがしてあって通過する際にだけ見える。

1998-07-31

竹房さんがダウン。午前中でHPDCは終了。HPDC自体はしょうもなかった。松岡さんはこの日帰国するので、その前に一緒に食事した。場所はホテルの近くのデパートの中のイタリアン。私はペペロンチーノ系のスパゲッティを頼んだが、結構ニンニクが効いていておいしかった。悲惨だったのは中田さんで、ベイクド・スパゲティなるもの。

午後はNavy Pearに歩いて出かける。砂浜でかわいこちゃんを探す。さらに歩いてNavy Pearに。なんてことなかった。レモネードを飲んで日焼けしたくらい。サングラスが欲しくなった。帰りはバラバラに帰ったというか、はぐれたので、Magnificent mileにあるブティックや雑貨屋や本/CD屋(当然コーヒーは飲む、時々話し掛けてくるやつがいるので面白い)で買物した後、現代美術館に行った。が、何かのレセプションに使うらしく、入れてもらえなかった。とりあえず翌日の開館時刻だけ聞いて帰った。夕食は初日と同じ中華、体調が万全だったので今回はおいしく頂けた。竹房さんにサンドウィッチを買って帰る。

1998-08-01

午前中は別行動で観光。私は現代美術館に行き、ホテルに近いJohn Hancookビルの展望台に登った。昼はまたホテルの近くのイタリアン、ニンニクが多めだが、私は結構気に入っているのだ。リングイネ。その後、中田さんと別れ、タクシーで空港へ。タクシーの運ちゃんめちゃくちゃ飛ばす。

映画はGood Will Hunting。Will Huntingって名前だったのね。映画の内容と機内誌の英語の解説が全然違うのには笑った。機内誌の解説だと、Willはハーバードの女子学生にうまくたらしこまれてしまうらしい(英語で書くともっと激しい感じ)。最初はイタリア青春映画系かとドキドキしてしまった。また、Willが街を出てWill-hunting(就職なりなんなり)することをためらった理由についても説明が変。別に友人との関係を壊すかもしれないことに引け目を感じていたわけじゃないもんね。それはWillの逃げ口上の一つでもっと根本的に自己が確立していなかったために、自己が失われるような気がして次のステップに進めない、というありがちな設定。UAの解説者はちゃんと映画見ていないね。映画的には青春映画、音楽が良くない、中学生向き? Willの滑舌ぶりは聞いていて楽しいね。

翌2日、日本に着く。どんより蒸し暑い。

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